箕面大滝

箕面の滝は高さ33m。北摂山地を形成する丹波層群の岩盤の上の水を、緑色岩を造瀑層として落下させている。古来多くの人たちが訪れた。古くは役行者が滝の直下に箕面寺(滝安寺)を作り、織田信長も伊丹城攻めの戦陣の一日、この滝を訪れた。近世以降は、観瀑賞楓の名勝地として、文人墨客はもとより、大阪商人の遊ぶ者後を絶たず、頼山陽も母を伴ってここで一編の詩を作った。大正年間、野口英世が帰国の寸暇に母とともに訪れた思い出は、今も銅像として残っている。            
滝の上に水あらわれて落ちにけり 後藤夜半

大門橋 釣鐘渕 滝見橋
後藤夜半の句碑 頼山陽の詩碑 大滝
クリックすると大きく見られます