勝尾寺の町石塔婆

勝尾寺には、西国街道の石造の大鳥居から古参道(表参道)に添って山門までの間、36町(1里=約4km)に、1町(約109m)毎に、山門までの距離を示す標識が36基立てられていた。これらのうち、山門から勝尾寺前山(陣場山)の傍示谷までの8基(下乗塔婆〜七町塔婆)は、鎌倉時代の宝治元年の建立当時のものが、そのまま残存しており、我が国最古の町石で、国史跡となっている。五輪塔形式で、株の地輪に梵字、町数、願主を彫る。多くは若干の破損があるが、一町と二町とは完全な形で残っている。
 これらより南の29町のものは、江戸時代に大阪町人の寄進によって再建されたものであるが、これらも多くは失われており、現存するのは写真の13基に過ぎない。しかも、これらにも一部に順序の入れ替わりが見られる。寄進者は大阪淡路町の小嶋屋長左衛門、もしくはその後室である。
 

西国街道大鳥居 三十六町石 三十五町石
三十四町石 三十二町石 三十町石
二十八町石 二十七町石 二十六町石
二十三町石 二十二町石 十九町石
十七町石 十町石 七町石
六町石 五町石 四町石
三町石 二町石 一町石
山道の縁石になった町石 下乗塔婆